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【なろうがつまらない理由】「異世界のおチビちゃんは今日も何かを創り出す ~スキル【想像創造】で目指せ成り上がり!~」/一周回ってなにもツッコめない無敵の作品

今回はモンスターコミックスから出版されてる

「異世界のおチビちゃんは今日も何かを創り出す ~スキル【想像創造】で目指せ成り上がり!~」

をレビューしていきます。

超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に(1)

タイトル的にも絵柄的にも
「可愛らしさ」がウリなんですかね?

【想像創造】っていうワードからは
あんまりいいものを連想できませんが…


早速中身を見ていきましょう。

なにやら声をかけられています。
これは主人公目線ということでしょうか?

大丈夫って聞かれているってことは
なにか調子が悪いんですかね。

男の子の方は心配してなさそうですね。
「やれやれ」という雰囲気です。

調子が悪い人を見る目ではないですね。

ただ主人公?の目に秘密がありそうで
それに気付いた男の子もハッとしてます。

“御使い様”の目と同じ色をしてるそうです。
そして”御使い様”の説明は一切ありません。


同じ目の色っていうだけで驚いてるので
よっぽど変な色なんでしょうか?

…と思ったら普通のグレーですね。

そしてタイトルを挟んで本編に入ります。

頭をぶつけて前世を思い出したそうです。
これに対して思うのは

「なにが??」

なんですよね。

誰目線かもよくわからないし
冒頭から繋がってるのかもわからない。

これを

・主人公目線
・主人公は冒頭で心配されてた誰か


と仮定しても主人公の今の見た目や
どんな人物なのかという情報がない状態で

「前世を思い出しました。」

とか言われても意味がわからないんですね。

「突然ですが」って前置きすれば
いいわけではありません。

最低限の情報を出してから
思い出してください。

そして次のコマでこれですよ。

ただでさえ主人公の情報がなにもなくて

「これは主人公目線?」とか
「前世ってことは転生?」とか
「最初に声かけられてたのが主人公?」とか

考えてて、なんなら最初の

「”御使い様”ってなんだよ。」

っていうのもまだ残ってるのに
また情報が追加されました。

スラム孤児で5歳、名前はおチビ。
今は栄養失調で死にそう。

まずはこれだけでいいですね。

これを出す前に「前世の記憶が~」とか
いらないです。

というわけで次に行きます。

冒頭でも出てきた2人ですね。

雰囲気的にはこの3人でスラム生活をしてる
というところですかね。


スラム孤児の割には2人とも
ずいぶん綺麗ですね。

頭を強く打ったことを心配されていますが
冒頭とは繋がってなさそうですね。


冒頭から結構な日が経った後でしょうか?
この辺もわかりにくいですね。

優しい2人は頭を打った主人公を心配して
2人で食べ物を探してくるそうです。

スラム街って食べ物を探して
拾ってこれるものなんですかね?


なんか森に行って狩りをしてくる
感覚と混ざってませんか?

というかスラム街に5歳の女の子を
置いていく方が危ないと思うんですけど。


ここは食べ物が落ちてて平和で安全な
スラム街なんでしょうか?

というわけでスラム街で1人にされたので
状況の整理をするそうです。


やっぱり安全っぽいですね。

は???

いや、これページ飛ばしてないですよ?

本当に「状況を整理しなきゃ」の
次のコマがこれです。


「なんでここが異世界だと思ったのか」
とかそういう描写も一切なしです。


スラム街にいて頭を打って
前世を思い出しただけです。

”前世の記憶と違う所にいる=異世界”
っていう思考です。

前世では

「スラムは異世界ファンタジーにしかない」

と思って生きてたんですかね??

さらに次はこれです。

もうなんか痛々しいですよ。

異世界っていうか
ゲームの世界だと思ってますね。

前世の記憶が戻った!
なんか記憶と場所が違う!
異世界だ!スキルだ!ステータスだ!


ってもうなろう脳過ぎて
ブラックジャックも逃げ出すレベルです。

そしてもちろんちゃんと出ます。

正直この時点でこの作品が面白くなる
未来が全く見えませんがまだまだです。


ここで主人公のスキルが判明します。

「スキルってなんだよ」
「いつ覚えたんだよ」


こういうのは考えるだけ無駄です。
作者が描いてるからあるんです。

想像創造です。

想像したものを創造するスキルです。

もちろん主人公も瞬時にそう考えて
なぜか使い方までわかります。


そして何を出すか悩んだ結果。

食べ物を出そうということになります。

まぁこれは自然な流れですね。

順番が前後しましたが
ここで主人公の記憶についてです。

主人公は前世を思い出したとは言っても

「科学が進歩した世界にいた」

くらいしか覚えてないんですね。
だから記憶はほぼスラム孤児なわけです。

でもろくな食べ物を食べたことないから
前世の食べ物を出すという発想になります。


「なんで食べ物の情報を
 そんなハッキリ覚えてるんだよ。」

というのは置いておくにしても

・栄養失調で死にそう
・自分の他に2人の孤児がいる
・前世の記憶もぼんやりある


この状況でなにを出しますか?

上のコマで主人公が考えているような
カレーとかは栄養もあっていいですね。


そんな中で主人公が選んだのが…

米です。

もうなんかツッコミが追い付かないですよ。

”愛知県産、5kg、2280円”

この辺の描写は

「作者はギャグのつもりなんだろうなぁ…」

って感じでクッソつまらなくても
流せるっちゃ流せるんですけど…

これを出すまでの流れが破綻し過ぎてて
ギャグにもなってないんですよね。

というかなんで米を出したの?

今すぐに栄養を取らないといけないっていう
状況でなんで手間も道具も時間も必要な米?

もちろん他の2人も見たことないです。
マジでなんで米出したの??

とりあえず栄養失調で死にそうなので
早く食べないといけません。

めちゃめちゃ前世の記憶あるやんけ

で、スラム街で育って料理の概念があるかも
怪しいお兄ちゃんとお姉ちゃんですが
この説明で理解し米を炊き始めます。

そしてそしてお姉ちゃんは水魔法。

お兄ちゃんは火魔法を使えました。

都合よく後付け設定が出てきますね。
主人公のスキルで設定まで創造してるんか?

そしてめちゃめちゃうまく炊けました。

“コシヒカリン”とかいう擬音みたいなの
寒いんでやめてください。

というか米がしっかり炊ける調理器具に
食器まできちんとあるんですね。

なかなか待遇がいいスラム街のようです。

これをみんなで食べて

「この米ってやつおいしいねー」

となるわけです。

くっそつまらないんだが?

お察しの通り

“構成、展開、ギャグのセンス”

どれをとっても低レベルで商業レベルでは
ないのですがさらにそれを破壊してるのが
主人公のスキルですよね。


このスキルは本当に主人公が出したいものを出せるっていうだけのものなんですよね。

例えば

「なにか物を売って金を稼ごう」

ハチミツを出して売ります。

「物を運びたいな」

リアカーを出します。

「とりあえず仮住まいの部屋が欲しいな」

車を出します。

そして…

こんな感じです。

…え、なにが面白いのコレ??
というか面白くなると思って描いてる?

「これをすると主人公に負担が~」
とかもありません。

ポンって出して「すげー」となるだけです。

「さすがに制限みたいなの付くのかな?」

って思ったりもしましたが
むしろレベルが上がって1日で出せる回数が
増えたりするのでそれもなさそうです。

しかも作者のギャグなのかわからないですが
細かい商品設定みたいな名前と
日本円での値段が毎回書いてるのも謎です。


別に面白くないです。

まぁそもそもお話が破綻してるので
それ以前の問題ではありますが。

主人公がどういう経緯で転生したのか。
・スキルはどうやって手に入れたのか。
・前世の知識はどのくらいあるのか。

こういう描写は一切ありません。

この世界についての描写や
なにか隠された謎のようなものもないです。


現代日本の知識があるっぽい女の子が
ただ欲しいものを出すだけの漫画です。

この作品が面白くなることはないでしょう。

まとめると

面白くなる要素が皆無のなにか。

って感じですかね。

以上

「異世界のおチビちゃんは今日も何かを創り出す ~スキル【想像創造】で目指せ成り上がり!~」

のレビューでした。
読みたい人は読んでみたらいいと思います。

「お姉ちゃんとお兄ちゃんの
 ステータスは見ないの?」


って思った人はコメントお願いします。

異世界のおチビちゃんは今日も何かを創り出す(1)

この記事で使っている画像は全て

異世界のおチビちゃんは今日も何かを創り出す/
モンスターコミックス

に帰属します。

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