今回はモンスター文庫で出版されている
「S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~」
をレビューしていきます。
追放系が続いてるから追放系じゃないものを
レビューしたいけどみんな追放されてる。
とりあえず中身を見ていきます。
開幕オサレポエムから始まります。
一見カッコいい雰囲気ですが
意味はわからないですね。
森羅万象って全ての事象、物事のことなので
森羅万象のひとつとなることは
別に特別なことでもなんでもないです。
決めセリフくらいちゃんと考えてから
出直してきてください。
おそらく彼が援護してるであろう人たち
がピンチになります。
なにが起こってるのかよくわからん。
「今日こそ倒してやるぜ!」
って言ってるのに見つかった瞬間に
「逃げろ!」とか言ってるし。
背中から襲われてるってことは本当に
いきなり背を向けて逃げ出したの?
それとも竜が背後にワープして
攻撃してきたの?
この前の戦闘描写がクソ下手な作品の時も
言ったかもですがパッと見の絵が綺麗でも
細かい描写が全くできてないんですよね。
だから雰囲気で察するしかなくて
全然世界に入り込めないです。
冒頭でこれならもう期待はできないですね。
これと同じく描写力が皆無の作品はこちら。
気になる人は見てみてください。
とりあえず次にいきます。
とか言ってたら急に竜が吹っ飛びました。
同じことを言いますが描写がなさすぎて
なにが起こってるかわからないです。
このシーンならせめて主人公が
弓を放つシーンくらいは描いたら
いいんじゃないですかね?
主人公が援護しようと思ったら
謎の力で竜がやられて「!?」って
なってるように見えるんですが。
というわけで自己紹介です。
実力者を集めて作られた
Sランクパーティの弓使いだそうな。
Sランクパーティとはなにか
なにを目的とした団体なのか
そんな説明はもちろんありません。
「Sランクパーティ」で理解しろってこと。
さっき無様にやられかけてたのは
このパーティのリーダーでした。
リーダーの命を救い、トドメを譲る。
後衛として完璧な仕事をしましたね。
そうしたらどうなるかわかりますね?
そうだね、追放だね
わからなかった人は
なろう教育が足りてません
そのままでいましょう。
理由はリーダーが気に入らないからです。
これはいいと思います。
というのも有能な主人公を
正当性を持って追放するって
めっちゃ難しいんですよね。
人間性にとんでもない問題を持たせるとか
やばいことさせないといけなかったりとか。
変に理由を付けて違和感が出てしまう
追放シーンににするよりかは
ただ単にリーダーが気に入らないから追放
ってしちゃった方がいいのかなと思います。
と思ったら変なメガネが
横やりを入れてきました。
弓使いだからって後ろにいるのは
不公平って言ってるようです。
変な理由付けをするなって言ってるだろ。
リーダーが酔った勢いで
追放しちゃいました~でよかったのにな。
こういうことすると
「追放されて主人公かわいそう」
じゃなくて
「なんでこんなバカなパーティにいるの?」
になっちゃうんですよね。
追放シーンをうまく描き切れないなら
勢いでさっさと終わらせた方がいいです。
追放シーンなんて見飽きてるので
長くするとそれだけ不利です。
というわけで次にいきます。
就職先…?
あのパーティは学園長の推薦で~とかは
言ってたけど就職して入ったんですね?
なんか「冒険パーティに就職」って
しっくりこないの自分だけなんですかね?
ファンタジーに変な現代要素を入れるから
世界観に馴染まないんですよね。
というか学園長ってなんだ?
そもそも学園ってなんだ?
なろうお得意の説明もしてない設定を
乱発してくるのやめてもらっていい?
というか実力があるならコネなんて
使わずに仕事取ればいいんじゃない?
あとなろう主人公の妹の病気率が高すぎる件
魔物の素材を売ろうと思ったら
主人公の取引に制限がかけられてました。
冒険者の権力強すぎんか?
Sランクパーティがなんなのか知らんけど
ただの冒険者が国全体に取引を規制する
ってどんだけ権力あるの?
主人公を国から追い出すための理由付けが
下手くそ過ぎてもう違和感しかないですね。
主人公がそこまで嫌われるようなことを
してるとも思えないし。
ただ作者がなんとなく主人公を
国の外に行かせたいってだけですね。
はい、そして主人公が1人で外にでたら
どうなるでしょうか?
そうですね、馬車が襲われますね。
チート能力のお披露目会です。
なんだかなぁ…
この作品って狙撃手っていうところから
狙撃の腕がめちゃめちゃ凄い主人公を
想像すると思うんですよね。
でもこれだとチート魔法使いでも
同じことできちゃうんですよ。
弓使いにした意味がないというか…
例えばゴルゴ13という漫画がありますが。
あれって銃の腕はもちろんなんですけど
他にも色々な知識とかパーツの付け替え。
環境を整えターゲットの情報を入念に
調べて最高の瞬間に最高の射撃をする…
っていうところが面白いんですよね。
この作品も「狙撃手」って書いてるから
少しはそういうのがあるのかと思うわけで。
なのに超遠距離からチート技みたいなので
考えなしに敵を殲滅できちゃいますと。
ゴルゴ13を読んで
「ゴルゴが撃った弾は勝手にターゲットを
追尾して勝手に任務達成します。」
みたいな感じだったら
全然面白くないじゃないですか?
こんなこと誰でもわかると思うんですけど
それを平気でやるのがなろうなんですね。
もちろん助けた相手は隣の国のお姫様です。
というかSランクパーティで活躍中の
狙撃手を引き抜きに来るってどんな姫だよ。
しかも一介の冒険者が国の商業に規制を
かけれるほどの権力がある世界だぞ。
下手したら戦争になるだろこんなの。
本当になろう作家って
なにも考えてないんだな。
まぁでも都合よく追放されてたんで
美人のお姫様に着いていきますと。
まぁみなさんもわかってると思いますが
この作品は全然面白くないです。
もともとなろうに期待はしてないですが
僅かな期待値すらも下回ってくるレベルです
いいと思う部分が1つもありません。
ギリギリ絵はキャラだけならいいかもですが
ちょいちょい雑なところがあるし
描写力については前半で書いた通りです。
まとめると
劣化版ゴルゴを読むつもりだったけど
設定、キャラ、ストーリー
全てがテンプレを薄めただけの駄作だった
って感じですかね。
ゴルゴの名前を出すのも失礼なレベルです。
以上
「S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~」
のレビューでした。
読みたい人は読んでみたらいいと思います。
「結局S級パーティってなんだったの?」
って思った人はコメントお願いします。
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S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強/
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に帰属します。
コメント
コメント一覧 (1件)
これでも漫画家凄い介護してる、いい点の追放理由は漫画のオリジナルです。