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今回はアース・スターコミックスから出版されてる
国に最強のバリアを張ったら平和になりすぎて追放されました。
~俺の魔法がヤバすぎて、美女と魔族に囲まれてるんだが!?~
をレビューしていきます。
久しぶりにヤバそうなタイトルが来たのだ。
とりあえず中身を見てみます。
開幕からなにやら逃げないと死ぬそうです。
いきなりなにが起こってるのだ。
なんかでっけーのが来るそうです。
ふーん…これが主人公かな?
リンゴを”しゃくっ”ってしてますしおそらくそうでしょう。
そして何が起きているのかというと…
どうやら建物の1つが崩壊してるみたいですね。
なんで!?
特に説明はないのでわかりません。
そして急に謎のバリアを張り始めるモブ達。
バリア!?普通に非難した方がよくない!?
それだとこのあと主人公様のすごさを伝えられませんからね。
まぁ似たようなツッコみが一応されてるだけまだいいでしょう。
そしてモブ達のバリアは瓦礫が少し触れただけで壊れます。
マジでなんで張ったのこれ?
そんな中、猫ちゃんを助ける形で颯爽と主人公が登場です。
猫ちゃんは無事だったのか…よかったのだ…
主人公のバリアがでっけーらしくてモブ達はめちゃめちゃびっくりしてます。
言うほどそんなにでっけーかな…?
作画の問題なのか大差があるようには見えませんがこんなバリアを張れるのは主人公しかいないそうです。
そう言われたらなんか大きいようにも見えてきたのだ。
作しかしそんな主人公に「猫の前に人を救え!」と文句を言うモブ達。
え…?どういうこと?
こんなダラダラ話せてるならもうどうにかなってるんじゃないの?
作画の文句を言ってるモブ達がどういう考えだったのかはわかりませんが、建物の崩壊はやはり主人公がどうにかしてました。
っていうところで冒頭終了です。
うーん、見せゴマなんだろうけどここまでの流れが不自然過ぎて素直に「スゲー!」ってなれないのだ…
・理由もなく突然崩壊する建物
・普通に逃げればいいのにバリアを張るモブ
・その場にタイミングよくいる主人公
主人公アゲしたいのはわかりますがさすがにご都合展開が過ぎますね。
見せゴマの旗も邪魔なのだ。
バリアを見せたいはずなのになんでぶった切るように旗があるんだろう…?
まぁ色々と言いましたが「お前は外れスキルだ。追放だ。」ってだけの冒頭と比べたらちゃんと冒頭としての仕事はしていると思うので、個人的にはそこまで悪くないです。
たしかに一応主人公がすごいバリアを使えるっていうことは伝わったのだ。
冒頭が終わったらなんか婚約してました。
あれ?建物が壊れたりした一連の話はもう終わり?
急に街中の大きい建物が崩落するなんて大事件だと思いますけどね。
この国ではよくあることなんでしょう。
というわけで今日は楽しくなりそうですねってなって…
兵士がいっぱい出てきて…
追放されました。
は!?なんで!?
追放される流れじゃなかったじゃん!
追放理由としては国家転覆計画を企てていたからだそうです。
実際にそんなことしてたの?
この婚約者の女が主人公部屋にそれっぽい計画書みたいなのを置いたっぽいです。
え?それだけ?
この男の表情を見るとまぁ色々とグルなんでしょう。
ただなんでそうまでして優秀な主人公を追放したいのかっていうところが全くわからないんですよね。
そもそも主人公ってどういう立場の人間なの?
ここまでのシーンで説明はないので少し先回りしての説明になりますが、この国を覆うように超巨大なバリアを張って守っていて”国一番の大英雄”と呼ばれている魔法使いです。
そんな人間を適当な理由をつけて追放していいの…?
絶対によくないと思いますがしちゃってるのでしょうがないですね。
そしてやはり主人公も納得できないようです。
そりゃそうなのだ。
主人公としては
・パリピみたいな生活をしてた
・政治の面でノーガードだった
・最近縁談の話が多かった
ということみたいですが…
政治の面でノーガードってなに?
さぁ?ノータッチって言いたかったんじゃないですか?
というか政治にあまり関わらなくて夜は飲むのが好きって…別にこれと言って変なことはしてなくない?
そもそも主人公の立場が全然わかってませんけどね。
なんかでも主人公的にはこれが恨みを買うことだらけらしいです。
え、どの辺でそう思ったの?
そして遠巻きに自分が国に張ったバリアを眺めて。
「俺を追放したってことは対策を考えているのか?」
「そもそも永続じゃないって言ってなかったかも…まぁいっか!」と、今後この国がどうなるか簡単に予想ができるようにしたところで一区切りです。
全体的にペラッペラなのだ。
そうですね。冒頭シーンもさっき言った通り「作者がなんとか主人公のすごさを伝えようとしてる」ということしかわかりませんでしたし。
追放に関しても“どんな主人公が”、”どんな国で”、”何が原因で”追放されたのかわからないからこれを見てどう思えばいいのかわからないのだ。
どんな理由があっても1人で国の防衛を担っている主人公を追放するなんてことはしないと思いますけどね。
バリアが永続とか永続じゃないとか関係なく追放されたら解除もできるでしょうし。
まぁこのあとの展開としては主人公を追放した国はバリアが切れて大惨事。
主人公のスキルが高いことはもうわかってるのでそれを活かしてタイトルの通りハーレムでも作るんでしょう。
あんまり期待はできなさそうなのだ。
ストーリー自体がテンプレをさらに薄めたような感じでつまらないっていうのはもうしょうがないとして、もう一つ言いたいのはこの主人公のバリアの性能ですね。
バリアの性能?めっちゃ硬いとか?
「バリアが硬いだけでうまく使わないと戦えない」とかなら面白かったと思うんですけど、これがなろうあるあるの超万能スキルになっちゃってるんですよね。
このあと追放した主人公を完全に抹消しようと刺客が送られてくるシーンがあります。
初めての戦闘シーンなのだ。
ここでバリアで武器破壊とかし始めます。
は?どういうこと?
そしてこんな風に重力魔法を受ければ…
「せっかく発動してくれたのに、ごめん」と、謎イキりマウント謝罪をぶちかまし…
“バリア 魔法反射”とかいうので跳ね返します。
反射はまぁわからなくはないけども…
「一生かかっても攻撃は届かなさそうだから」という理由で見逃してバイバイします。
いや、友達か!
見逃された方もお辞儀して帰るな!
なんかこの主人公の地味なイキりも鬱陶しいんですよね。
町が大変な時にリンゴ食べてたり、敵の攻撃食らって謝ってから反射したり?
他にも森でドラゴンに遭遇すれば…
「なんだドラゴンか」とスルーしたりします。
一応聞くけどドラゴンってすごい生き物なの?
神話とかに出てくる生物っぽいです。よくわかりませんけど。
そんなのが森に普通にいるのか…
このドラゴンを物理反射やら魔法反射やらで倒したら…
女の子になって付いてくることになりました。
もう特に言うことはないのだ。
最初はちょっと期待したんですけどね。
モブがこぞってバリアを使ったり主人公のバリアに驚いたりっていう部分で、バリアの魔法に特化した世界観で主人公が活躍する話なのかなって。
それって面白そうかな?
私は色んな能力がたくさん出てくる異能バトルも嫌いではないですが、一芸を突き詰めたような世界観の方が好きではありますね。
あー、「結界師」みたいな?
そうですね。
それで本作はバリアに特化した作品なのかと思ったら全然違いましたね。
普通に火とか水とか氷とか重力とか色々出てきてバリアは初期魔法でバカにされる存在でした。
最初にモブが使ったのは主人公ヨイショするためだけでしたね。
結局なろうはなろうなのだ。
絵に関しては迫力があるシーンはあるんですけど…
戦闘シーンでなぜか主人公が棒立ちなことが多いんですよね…
バリアのすごさを表すためにあえてそう描いてる…とも見えなくはないけど評価が難しいのだ…
人の顔も崩れがちなので人体が得意ではないのかもしれませんね。
綺麗な絵だとは思うから今後に期待なのだ!
まとめると
「設定もまともに作ってないテンプレ垂れ流しのペラッペラなろう」
というところですかね。
読みたい人は読んでみたらいいのだ!
それではまた。
この記事で使っている漫画画像は全て「国に最強のバリアを張ったら平和になりすぎて追放されました。/アース・スターコミックス」に帰属します。
冥鳴ひまりとずんだもんのイラストはとらっかぁ様のイラストを使用させていただいております。
[とらっかぁ様のX]
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結界師という漫画好き、あれは中二病をまどもなバトル漫画を昇華します